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【千葉】

<夏の甲子園>初勝利の夢 後輩へ 中央学院、済美に惜敗

済美に敗れ、スタンドにあいさつに向かう中央学院ナイン=甲子園球場で

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 第100回全国高校野球選手権記念大会が五日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕し、開会式で3年連続7回目の出場となる木更津総合(東千葉)と、春夏連続出場の中央学院(西千葉)が堂々と行進した。中央学院はその後の第2試合で、済美(愛媛)と対戦。西村陸投手(三年)が151球を投げ抜いたものの、打線が相手エースを打ち崩せず、4−5で惜敗した。

    ◇

 開幕2戦目となった中央学院−済美戦は、1点を争う好ゲームとなった。序盤に逆転し、終盤には1点差まで詰め寄ったが、その1点が遠く惜敗。春の選抜大会に続く初戦敗退となったが、アルプス席を埋め尽くした1000人の大応援団は、惜しみない拍手を送った。

 一回。大谷拓海選手(三年)の犠飛で逆転すると、スタンドは一気に盛り上がった。大会前に頭をけがしていた大谷選手。父・昭彦さん(47)は「最低限の仕事をしてくれた。けがはまだ心配だが、勝負はこれからだ」と願いを込めた。

 四回に逆転され、猛暑の中で西村投手には苦しいマウンドが続く。だが、直後に自らのバットで1点を返した。西村投手の母・知子さん(50)は「自分で何とかしてくれた。仲間を信じて自分の投球をやり遂げてほしい」。

 その願いが通じたのか、五回以降は粘りの投球で無失点。再逆転に向け吹奏楽部を中心とした生徒の応援にも熱が入る。同部部長の中村真未さん(三年)は「気持ちを一つにして応援するだけ。選手に届いてほしい」。しかし、反撃は八回の1点止まり。念願の甲子園の一勝は遠かった。

 試合後、知子さんは「もう一度マウンドに立ってほしかった。帰ったら『頑張ったね』と声をかけたい」と涙ながらに説明。中村さんは「春に続いて甲子園に連れてきてくれた野球部には感謝しかない。『すてきな試合をありがとう』と伝えたい」と話していた。 (藤原哲也)

◆監督・主将の談話

<中央学院・相馬幸樹監督> 相手投手の変化球への対応が難しかった。三回と八回の攻撃で流れがつかみ切れなかった。

<同・池田翔主将> 悔しいけど、選抜の悔しさをばねにして、チームとして成長して終わることができた。

<済美・中矢太監督> 一つ勝ててほっとしている。とにかく一生懸命やることで何かメッセージになるだろうと選手に伝えていた。

<同・池内優一主将> (エースの)山口直が粘り強く抑えてくれた。(被災した地元へ)勝つことで少しは勇気を与えることができたかなと思う。

 

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