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【千葉】

<ヒーロー>雪辱の一打 勝利呼ぶ 木更津総合3年・東智弥選手

6回表木更津総合1死満塁、走者一掃の三塁打を放つ東選手

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 多彩な変化球を駆使する左腕、敦賀気比の木下元秀投手攻略の糸口を開き始めた六回表。直前の打者が死球押し出しで1点を加えて2−0となり、なお1死満塁。「悩んでも意味がない。甲子園では気持ちの強い方が勝てる」。昨夏の敗戦を誰よりも悔しがる背番号8は、甘めに来た変化球に食らい付いた。打球は相手右翼手の頭上を越えていった。走者一掃の3点適時三塁打。勝利をたぐり寄せた。

 昨夏は二年生ながら背番号17でベンチ入り。逆転された直後の九回裏2死一、三塁の局面で代打に立ったが、三振。「甲子園に連れてきてもらった先輩に申し訳ない」と、悔しさで涙が止まらなかった。

 「最後の打席に立たせたのは、次の夏につなげてほしいという期待を込めたメッセージだった」と五島卓道監督。冬場は徹底的にバットを振り込んだ。「技術の向上はもちろん、一つ一つのプレーの意味を考えるようになった」と、五島監督の絶大な信頼を勝ち取り、1番打者に定着した。東千葉大会では、全6試合に中堅手としてフル出場を果たし、打率は4割超。2本塁打を含め7打点をたたき出した。

 雪辱を期して乗り込んだ大舞台は、五島監督の甲子園通算10勝が懸かっていた。2安打3打点と活躍し「勝利を届けられてよかった」とほっとした表情を見せた。「今年は自分が主役のつもりで、一戦一戦頑張り、先輩たちに成長した姿を見せたい」と力強く語った。 (山口登史)

 

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