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【千葉】

<夏の甲子園>木更津総合、打線爆発 初戦を突破

初戦突破し、アルプス席へ駆けだす木更津総合ナイン=甲子園球場で

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 第100回全国高校野球選手権記念大会6日目の十日、東千葉代表の木更津総合は、1回戦で福井代表の敦賀気比と対戦し、10−1で大勝した。打線が12安打と本領を発揮。投手陣もエースの野尻幸輝投手(三年)、150キロ近い速球が武器の根本太一投手(二年)の継投で要所を締めた。夏の甲子園で2年ぶりに初戦を突破し、五島卓道監督(64)は、甲子園通算10勝を達成した。大声援を送った三塁側アルプス席は歓喜に包まれた。2回戦は十五日。第2試合(午前十時半開始予定)で沖縄代表の興南と対戦する。

 試合序盤、両者が先制点を探る中、突然の雨にアルプス席はどよめいた。「雨上がりなさい!」と応援歌のリズムに合わせて叫ぶ野球部員。木管楽器を避難させた吹奏楽部員は、急きょ野球部の踊りを見よう見まねした。一年の鶴岡ひかりさん(16)は「楽器が使えない分、声だけでも届けたい」と声を張った。

 その直後の四回。四死球とバント安打で無死満塁とし、神山竜之介選手(三年)の犠飛で、欲しかった先制点を挙げた。

 神山選手の兄で第87回の選抜大会にベンチ入りした卓也さん(21)は、「変化球が効いている中で打つべきところでやってくれた。今年は自分の代と違って長打のチーム。集中打で決めてほしい」と期待した。

 雨も上がり、勢いづいた六回、押し出し死球で1点を加えなお1死満塁。東智弥選手(三年)の右越え適時三塁打で走者一掃するなど、打者12人で一挙6点を挙げた。

 「これは激アツ!」「すご〜い」と、チームカラーのオレンジ色に染まったアルプス席がこの日一番の熱気に包まれた。

 東選手の父孝司さん(52)は試合前、家族同士のラインで「(昨夏初戦敗退の)借りを返せ!」とエールを送ったという。「やっと打ってくれた。全国制覇という大きな夢へ一歩近づけた」と期待を膨らませた。 (浅野有紀)

◆監督・主将の談話

<木更津総合・五島卓道監督> 前半苦しかったが、野尻幸輝投手は頑張ってくれた。監督として甲子園通算10勝が懸かり、個人的に力が入った大会だが、選手たちは人のために頑張ると力が出せると実感した。昨年は最終回に逆転負けという寂しい経験をしたのでうれしい。

<同・比護涼真主将> 去年、初戦敗退した先輩方から託されていた勝利をプレゼントできた。つらいことを乗り越えてきてよかった。相手は初回から振ってきて、自分たちにない積極性があった。好機の場面で失敗したバントを修正できるかが次戦の鍵になる。

 

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