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【千葉】

<つなぐ 戦後73年>睦沢 ゼロ戦プロペラ初公開

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 県内に残る明治期から第2次世界大戦までの戦争資料を集めた企画展「遺品が語る20世紀の戦争」が、睦沢町立歴史民俗資料館で開かれている。軍服や戦闘機の破片など計170点を展示。栄町に墜落した旧日本海軍のゼロ戦のプロペラも初めて公開している。

 同館は、「国民全体が深く戦争に関係するようになった転換期」として、西南戦争以降の資料を収集してきた。西南戦争に従軍した旧瑞沢村(現睦沢町)住民らの石碑の写真や、日露戦争や第2次世界大戦時の軍服、戦地からの手紙などを紹介。特攻隊の教官が出撃前の教え子から贈られたコーヒーカップもある。

 初公開のプロペラは、1945年4月、栄町の農道に墜落したゼロ戦のものとみられる。現在の所有者の祖父が持ち帰り、長年供養してきたという。3枚のうち1枚は失われ、残る2枚も曲がっているが、一部に紅色の塗料や潤滑剤の跡が残っている。山口文主事は「当時は世界最高峰の製造技術。現代の技術にもつながる部分があり、貴重なもの」という。

 横芝光町と大多喜町で発見されたゼロ戦の主脚と風防の破片もある。

 久野一郎主査補は「つらく苦しい時代の遺品。自分たちの暮らす地域であった戦争の事実を知ってほしい」と来場を呼び掛ける。

 入館無料。9月30日まで。開館は午前9時〜午後4時半、月曜休み。問い合わせは、同館=電0475(44)0290=へ。 (太田理英子)

 

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