東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 千葉 > 記事一覧 > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【千葉】

<夏の甲子園>木更津総合、熱戦 ナイン魅せた スタンド「ありがとう」

下関国際に敗れ、スタンドあいさつを終え引き揚げる木更津総合ナイン=甲子園球場で

写真

 2年前の先輩に並ぶ8強まで、わずかに届かなかった−。甲子園球場で開かれている第100回全国高校野球選手権記念大会。木更津総合(東千葉)は十七日、下関国際(山口)と対戦し、1−4で敗れた。二回に死球と2失策から2点を失い、終盤にも2失点。自慢の打線は何度も好機をつくったが、下関国際のエース右腕を攻めきれず、三回の東智弥選手(三年)の本塁打による1点にとどまった。大勢の応援団が詰め掛けた三塁側アルプス席からは、健闘をたたえる温かい拍手が送られた。

 先発は、初戦からエース野尻幸輝選手(三年)を継投で支えてきた二年生の根本太一投手。母の瑞穂さん(52)は、「チームのために自分の仕事をきっちりやってほしい」と一球一球祈るように見つめた。

 二回表、死球と三塁手の悪送球で無死一、三塁のピンチ。ミスが連鎖し、一塁ゴロの処理を誤って先制点を許した。さらに適時打を浴び、序盤から痛い2失点。

 三塁側アルプス席には嫌な空気が流れたが、それを一掃したのは三回の東智弥選手(三年)。甲子園の大舞台で2本目、東千葉大会から4本目となる本塁打を放ち、応援団は勢いを取り戻した。

試合後、健闘したナインに声援を送る木更津総合スタンド=甲子園球場で

写真

 ともに厳しい練習を乗り越えてきた野球部の伊藤大輝さん(同)は、「打ってくれると思っていた。今までで一番手ごわい相手だけど、打撃は負けてない」と前を向く。

 しかし、チャンスであと一本が出ず、1点差を詰め切れぬまま迎えた終盤、八、九回に1点ずつを加えられ、アルプス席のあちこちから「がんばれ」と祈るような声が飛んだ。

 3点差を追う九回裏。はじける笑顔で応援してきたマネジャー成海のどかさん(同)の目には涙が。1死一塁、期待の東選手が併殺に倒れた瞬間、成海さんは顔を手で覆ったが、「最後までかっこいい姿を見せてくれてありがとう」と声を振り絞った。 (浅野有紀)

◆監督・主将コメント 

<木更津総合・五島卓道監督> ここというところで一本が出なかった。五、六、七回で点を取れなかったのが痛かった。

<同・比護涼真主将> 16強止まりになったが、監督に甲子園10勝目をプレゼントするという目標は達成できた。最高のチームだった。

<下関国際・坂原秀尚監督> 選手がいつも以上の力を発揮して驚いている。二遊間を中心に、よく守ってくれた。

<同・浜松晴天主将> 打線がつながり、守備もどっしりとしていて、すごくよかった。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報