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【千葉】

アラスカを愛した写真家 星野道夫さんミュージカル 市川で来月16、17日

公演に向け、ダンスの稽古に励む出演者ら=市川市で

写真

 市川市生まれで、アラスカの自然・動物を愛した写真家星野道夫さん(一九五二〜九六年)を描いたミュージカルが九月、同市文化会館で上演される。オーディションで選ばれた、園児から七十代までの百六十人余が出演。メンバーは「星野さんの思いと、人間として成長していく様子を知ってほしい」と話し、市内で続く稽古にも熱がこもっている。 (保母哲)

 星野さんは慶応大在学中、東京・神田の古書店でアラスカの写真集を手にし、その自然に魅せられた。そしてアラスカで暮らす人々や文化へと興味を広げ、現地に足を運びながら、その魅力を写真と文章で伝えた。二〇〇四年には市川市の名誉市民となった。

 ミュージカル「michio(ミチオ)〜星野道夫物語〜」では、日本の青少年にアラスカの厳冬期を体験してもらおうと、星野さんが始めた「オーロラキャンプ」の様子で幕開け。二時間十五分のステージでは、星野さんの本人役は登場せず、知人らの証言などで星野さんの生きざまを描き出す。

 脚本と演出などを担う吉原広さん(68)=市川市=は「自分の好きなことをやる、というのが星野さんの生き方だった。好きなことを追求し続ければ、新しい世界が見えてくる−というストーリーなだけに、特に若い人に見てもらいたい」と話す。

 一般公募で出演する人たちの稽古は五月にスタート。百六十人余のほか、音響・照明などの舞台スタッフや、大道具・小道具制作、衣装制作、稽古サポート、託児といった市民スタッフに分かれて活動している。稽古は土日曜を中心に市内各所で続けており、市川市内と近郊のほか、茨城県つくば市や神奈川県厚木市から駆けつける人もいる。

 ミュージカルを主催するのは、市民ら有志でつくる「いちかわ市民ミュージカル実行委員会」。〇二年八月以来、「わが街・市川」にちなんだオリジナル・ミュージカルを二年に一度上演しており、今回が九回目となる。

 実行委事務局長の加藤俊明さん(72)は「市民主体で長年活動を続けており、こうした取り組みは全国的にも例がないのでは」。これまでの公演後には、出演者がダンスや演劇、合唱など二十ほどのサークルを結成し、活動しているとして、加藤さんは「現代は、こうした文化活動こそが求められている」とみている。

 上演は九月十六、十七日の午前十一時、午後三時半の計四回(開場は三十分前)。入場料は指定席三千円(前売り二千五百円)、自由席二千円(同千五百円)。

 

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