東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 千葉 > 記事一覧 > 8月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【千葉】

障害者虐待「現状容認は人権侵害」 第三者委が県に答申

 二〇一三年に知的障害がある男性入所者が虐待死した県立の福祉施設「養育園」と、別の虐待事案が判明した「更生園」について、県の第三者委員会は二十日、「現状を容認することは人権侵害」などと県に答申した。新たな委員会を設け、民間移譲などを含む今後の方針を検討することも求めた。

 両園とも袖ケ浦市にあり、県社会福祉事業団が指定管理者として運営。答申では、入所定員が多く、きめ細かなケアができていない点などを挙げ「虐待のリスクなく暮らすという姿は実現できなかった」と指摘した。

 県障害福祉事業課は「少人数化とケアの向上に今後も努めていく」としている。

 第三者委は、虐待事案を検証して「少人数ケアへの転換」を求めた別の委員会の最終報告を受けた改善状況を確認するため、県社会福祉審議会が一四年九月に設置した。

 養育園には知的障害のある未成年者が、更生園には強度行動障害などのある成人が入所。養育園では一三年十一月、男性入所者=当時(19)=が職員に腹を蹴られ死亡する傷害致死事件が起きた。

 この職員を含め、同事業団の施設では〇四年度からの十年間、職員十五人が二十三人を虐待していた。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報