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【千葉】

<探訪ちばの味>千葉市花見川区 「芳葉」のカレーチャーハン

ドライカレーチャーハンを作る今野忍さん=千葉市花見川区で

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 一口ほおばると、スパイシーな辛さが広がる。ご飯の上にトッピングされた揚げ卵と大根の細切りは、どちらもほどよく辛さを和らげる。「ドライカレーチャーハン」は、猛暑を吹き飛ばすうまさだ。

 豚骨や鶏がらのだしで作る付け合わせのスープは、すっきりした味わい。「スープをチャーハンにかけると、違った味が楽しめます」。店主の今野忍さん(48)の言葉通りに試すと、お茶漬けのようにサラサラと食べることができた。

 店は中華料理店「芳葉」(千葉市花見川区)。今野さんの父親の茂さん(75)が一九八〇年に創業した。学生時代から店を手伝っていた今野さんは「父はたまに、カレー粉をまぶしたチャーハンを裏メニューとして常連客に出していた」と振り返る。

 今野さんは約二十年前、店を継いだ。常連客から「お任せで何か作って」と注文を受けるうち、茂さんと同じようにカレーチャーハンを出すようになった。

 独自に作り方を研究し、県産コシヒカリのご飯に溶き卵を混ぜて炒め、普通のチャーハンよりパラパラになるよう工夫。約二年前、店のメニューに加えた。

 店ではほかに、しょうゆラーメンの上にカレー味の野菜炒めあんかけをのせた「カレータンメン」、毎月二回の予約制で十五食限定の「グリーンカレー」も提供している。

 今野さんら幕張周辺の飲食店四店は二〇一六年、カレーで町おこしをしようと「幕張カレー会」を設立。地域の情報を発信するブログコミュニティーサイト「マクスタ」と協力し、天ぷら店やバーなどが、オリジナルのカレー料理を出している。参加店は現在、十一店舗に増えた。

 同会は昨年、県産サツマイモなどを具材にしたレトルト食品「幕張芋神様カレー」を作り、幕張本郷駅近くのホテル「メイプルイン幕張」などで販売している。幕張の地で江戸時代、蘭学(らんがく)者の青木昆陽(一六九八〜一七六九年)がサツマイモを試作した逸話をもとに考案した。

 同会は、幕張メッセで計七競技を開催予定の二〇二〇年東京五輪・パラリンピックを見すえ、幕張を「カレーの街」としてアピールしようと計画している。今野さんは「外国人を含め、観戦に訪れる多くの方に店の味を知ってほしい」と期待する。

 マクスタを運営する幕張実業の宮地香緒里さん(40)も「東京五輪までにカレー会を五十店に増やし、カレーの食べ歩きができる街にしたい」と意気込んでいる。幕張カレー会の問い合わせは幕張実業=電043(275)6611=へ。 (中山岳)

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<芳葉(よしば)> JR幕張駅、京成幕張駅からいずれも徒歩数分。ドライカレーチャーハン800円、カレータンメン750円、グリーンカレー850円(いずれも税込み)。持ち帰りできる焼きギョーザや冷凍ギョーザも販売。日・月曜休業。同店=電043(276)6300。

 

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