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【千葉】

「幕張巡情音頭」で輪になって楽しんで マンション自治会オリジナル曲

「幕張巡情音頭」で盆踊りを楽しむマンション住民ら=千葉市花見川区で(関係者提供)

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 盆踊りで世代を超えた地域の交流を深めようと、千葉市花見川区幕張町5のマンション自治会有志がオリジナル曲「幕張巡情音頭」をつくった。計1400世帯が暮らす地域のマンションでは少子高齢化が進み、2年前に復活するまで、夏祭りの盆踊りは行われていなかった。音頭は8月25日の夏祭りで正式にお披露目され、子どもやお年寄りが輪に加わって踊りを楽しんだ。 (太田理英子)

♪集(つど)って騒いで踊ったら

 浜の花火も夜空舞う

 子供も大人もじじばばさまも

 キラキラ キラキラ

 キラキラ キララ

 笑顔の花火をうちあげよう

 音頭の歌詞には、花火大会のにぎわいや川沿いのサクラの花びらが舞う様子など、季節ごとの地元の風景が盛り込まれている。

 音頭を提案したのは、幕張五丁目公園周辺にある五つのマンションの自治会有志。自治会合同で開く夏祭りは今年で三十四回を迎えた。以前はやぐらを組んで盆踊りをしていたが、約十五年前からは若い世代向けのステージイベントが中心になり、お年寄りの参加が減ったという。

 幅広い世代が集えるようにと、二〇一六年に盆踊りが復活。その後も前田厚志さん(59)ら自治会の有志が「もっと地域に愛着を持ってもらえないか」と話し合いを重ねていたところ、習志野市の和太鼓グループのメンバーから「曲を提供したい」と申し出があった。

 振り付けは千葉市のよさこいチームのメンバー、歌詞はマンション住民の男性が手掛け、昨夏に完成。その後、カラオケ版の音源も用意し、八月五日には住民を集めて初めて練習会を開いた。

 二十五日の夏祭り当日は、住民だけではなく地域外の人も大勢参加。昨年より格段に広がった盆踊りの輪には、お年寄りのほか親子連れの姿も。観覧席からは手拍子が送られた。

 参加した高齢男性から「長生きしたくなったよ」と声を掛けられ、前田さんは、輪をつくることで世代を超えた関係が生まれると実感した。

 交流の土台づくりはできた。前田さんらは「毎年続けて定着させたい。同じ土地に暮らす人が互いを知ることで、災害などがあっても支え合える関係が築けたら」と願っている。

 

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