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【千葉】

柏出身力士に熱い期待 新入幕・隆の勝関、幕下昇進・琴手計さん

花束を贈られ、笑顔の隆の勝関=柏市役所で

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 九日に初日を迎える大相撲秋場所で、いずれも柏市出身力士の隆の勝関=本名・石井伸明さん(23)=が初入幕し、琴手計(ことてばかり)さん=本名・手計富士紀(としき)さん(19)=が三段目から幕下へ昇進を果たした。若い両力士が土俵上で繰り広げる戦いに、地元は熱い期待を寄せる。 (堀場達)

 隆の勝関は市立西原中学校を卒業後、二〇一〇年の春場所で初土俵を踏んだ。昨年十一月の九州場所で十両に昇進し、今年七月の名古屋場所では、優勝決定戦で惜敗したものの、十三勝二敗の成績で幕内の座をつかんだ。

 県内出身の現役力士では唯一の幕内で、柏市によると、同市出身の力士が幕内に昇進するのは、元関脇の麒麟児(きりんじ)関以来、四十四年ぶりという。隆の勝関は四日、市役所を訪れて昇進を報告、「スポーツ振興に役立ててほしい」と三十万円を市に寄付、目録を秋山浩保市長に手渡した。

 秋場所の抱負について、隆の勝関は「二桁勝てるよう一生懸命稽古して、三賞も取りたい」と力を込めた。所属部屋の千賀ノ浦親方(元小結の隆三杉関)は「稽古量が多い。筋肉が付き、欲も出てきた」と弟子の成長に目を細めた。

 琴手計さんは市立松葉中学校から、相撲の強豪校として知られる埼玉栄高校に進学、卒業後に佐渡ケ嶽部屋に入門した。昨年の九州場所が初土俵。先場所は、高校の同窓生で元横綱の故大鵬関の孫・納谷幸之介さん(18)を破って一躍、注目を集め、六勝一敗の好成績を収めた。父の学さん(53)と母のカツ江さん(50)は柏駅近くで居酒屋を営んでおり、客の熊谷正宏さん(70)が相撲字を揮毫(きごう)して、昇進を祝った。学さんは「小学生の時、女子に負けて以来、相撲の稽古に打ち込みだし、強くなっていった」と振り返る。

 琴手計さんはカツ江さんのスマートフォンに自画像を送り、昇進の感激を伝えた。初土俵から一年もたたずに幕下入りした愛息のスピード出世を喜びながらも、両親の最大の願いは「けがをしないでほしい」だ。

 

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