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【千葉】

健康志向 特産物リキュール 木更津の酒・食品店 特区活用

梅酒が詰め込まれた棚を案内する林利江さん=木更津市中里のベアーズで

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 木更津市中里の酒・食品店「ベアーズ」が国の構造改革特区制度を活用してリキュールの製造免許を取得し、市特産の農産物を使った健康志向のリキュールを造る取り組みを進めている。順調なら十一月ごろから梅酒の販売を始める予定で、林利江社長(54)は「地元農産物の販路拡大や農村部の活性化につながってほしい」と話している。 (山口登史)

 構造改革特区は、民間企業や地方自治体からの提案を受けて、国の規制を特例的に緩和して地域を活性化させる制度。ベアーズからの相談を受け、木更津市は二〇一六年九月から申請手続きを進め、昨年五月に市全域が「木更津市地域特産物リキュール特区」に認定された。

 市によると、特区では、農産物を使ってリキュールをつくる場合、酒類製造免許に必要な年間最低製造量が六キロリットルから一キロリットルに引き下げられ、ベアーズのような小規模な事業者でも参入がしやすくなった。

 ベアーズは酒類の卸・販売を手掛けるほか、無添加の調味料や雑穀など体に優しい食品も販売。二年ほど前には米だけでつくるリキュール「ライスリカー」を新潟県の酒造と共同開発。このリキュールを使うことで、人工甘味料を使わない、自然な甘みのある農産物のリキュールを造れるようになった。

 林社長は、少子高齢化が進む市内の山間部の在住。農産物の販路を拡大させて、耕作放棄地の拡大に歯止めをかける方法を考える中、リキュール特区制度に着目し、市に働き掛けた。

 特区認定を受けて、ベアーズは今年六月にリキュール製造免許を取得。六月下旬から市内産のウメを漬けた梅酒約六百リットルを造り始めた。十一月ごろから市内の道の駅「うまくたの里」や、東京湾アクアライン海ほたるパーキングエリアなどでの販売を検討している。

 このほか、八月下旬からは市特産のブルーベリーを漬けたリキュール四百リットルも造っており、イチゴなど別の果物の活用も計画している。問い合わせは、ベアーズ=電0438(23)7776=へ。

 

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