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【千葉】

倒壊の危険 空き家解体 千葉市が略式代執行

略式代執行で空き家の解体作業をする作業員=千葉市で

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 千葉市は十日、同市中央区鵜の森町の空き家について、空き家対策特別措置法に基づく略式代執行で解体・撤去を始めた。倒壊の危険性が高く、所有者の女性が死亡し、相続人の一部と連絡が取れないための措置で、同法に基づく空き家の撤去は市内では初めて。

 市によると、空き家は木造平屋で延べ床面積二九・七五平方メートル。建てられた時期は不明で、屋根や壁は崩れ落ち、玄関なども原形をとどめていない。十日は、解体作業に先立ち、作業員が家の周りに作業用の囲いを設置した。作業は二十二日まで。

 市は二〇〇五年に市民からの情報提供で空き家と把握。昨年から同法に基づいて連絡が取れる相続人に指導や勧告をしたが改善されなかったという。解体費約五十万円は市が負担し、相続人に請求する。

 近くに暮らす女性(77)によると、この家は約三十年空き家で、風が強い日にはトタンが女性の家の庭に飛んでくることもあったという。女性は「火事が一番心配だった。解体してくれて安心。(解体が)遅いくらい」と話した。

 倒壊の恐れがあるなどとして市が「特定空き家」に認定した空き家は昨年度末で九十七件。 (黒籔香織)

 

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