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【千葉】

千葉市が実証実験、シェアサイクル快走 4月→9月で利用回数3倍超

千葉市役所前にあるシェアサイクルの専用駐輪場=千葉市中央区で

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 千葉市が三月からJR千葉駅(中央区)と海浜幕張駅(美浜区)周辺で始めた自転車を共同利用する「シェアサイクル」の実証実験が好調だ。九月の利用回数は、四月の三・六倍の一万二百九十五回に上った。市は来年三月までに、電動自転車を現在の約三倍の千台に増やす計画だ。 (黒籔香織)

 実証実験は来年九月末までで、市は利用状況や課題を探り、同年十月以降の本格導入を目指している。事業費は、千葉市を含め全国八十八都市でシェアサイクリングを運営する「オープンストリート」(東京都港区)が全額負担する。

 市によると、九月の利用回数の75%の七千八百二十一回は、海浜幕張駅周辺での利用。このうち、海浜幕張駅南口から約一・五キロ離れた幕張ベイタウン(美浜区打瀬三丁目)間の利用が計千回と最も多かった。

 九月の千葉駅周辺の利用は、駅東口と中央区役所・美術館間が計百二十六回と最多。次いで駅と市役所本庁舎間や駅と千葉ポートアリーナ間が多く、公共施設への移動手段として利用したことがうかがえる。

 オープンストリートが八〜九月に利用者を対象にした調査では、回答した千人のうち、男性が六割以上を占め、年齢層は三十〜四十代が目立った。買い物や通勤・通学のための利用が多かった。

 調査などでは、予約した電動自転車の電池が充電不足だったり、駐輪場が満車で止められないといった声が寄せられたという。

 千葉市は二〇一三年にも美浜区の幕張新都心で、シェアサイクル実験を行ったが、当時は自転車が返却されないなどの問題が相次ぎ、本格導入を見送った。今回は、衛星利用測位システム(GPS)機能付きの自転車を利用することで、自転車の場所を把握でき、盗難被害もなくなったという。

 熊谷俊人市長は「一三年の実験の教訓が今回の実験に生きている」と手応えを語る。市は今後、JR蘇我−海浜幕張と、蘇我−幕張本郷の各駅周辺に専用駐輪場を設ける予定。

 利用するには、スマートフォンやパソコンで名前とクレジットカードなどの情報を登録した上で、自転車を予約する。自転車の操作パネルに予約番号を入力するか、登録済みの交通系ICカードをタッチして解錠する。専用の駐輪場ならどこでも返却できる。料金は十五分ごとに六十円(一日最大千円)。

 

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