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投票率UPへ 選管知恵絞る

イオン栃木店の駐車場に設けられた期日前投票所。雪が降った8日も多くの有権者が利用した=栃木市で

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 佳境に入った県議選は候補者同士の舌戦が本格化する一方、1975年以降、10回連続で下がっている投票率の行方も気になるところだ。危機感を持つ県選挙管理委員会は、いつもより早い告示の2週間前から啓発活動をスタート。インターネットの短文投稿サイト「ツイッター」の活用や、今までなかった啓発グッズを作るなど、あの手この手でPRに励んでいる。 (藤原哲也)

 初めて開設したツイッターは、三月二十三日から投稿を始めた。啓発グッズや啓発ポスターの紹介、啓発活動の予告などが中心だが、立候補届け出書類のチェックを行う事前審査や候補者に渡す物資の点検といった様子も小まめに投稿。選挙事務の仕事紹介といった内容まで出てくる。

 県選管の担当者は「関心を呼び起こそうと工夫はしているが、手探りな部分もある」。告示後は、明るい選挙推進協会のキャラクター「選挙のめいすいくん」が登場し、啓発イベントへの参加を予告するなど、投票率の低い若者を意識した内容も見られる。

 啓発グッズでは、投票を呼び掛ける箸袋付きの割り箸約六万三千セットを初めて作った。県内にあるコンビニエンスストアのファミリーマート全店と白鴎大(小山市)の食堂で配布する。めいすいくんを立体化したテーブル型の置物千三百体や、県のマスコットキャラクター「とちまるくん」を入れた塗り絵チラシ二万枚の制作も新たな取り組みだ。

 白鴎大では八日、県内唯一の学生選挙啓発団体「栃っ子!選挙推進プロジェクト」が、県選管と協力して学生に割り箸を配って投票を呼び掛けた。

 投票率アップに向けた取り組みは、各市町の選管も知恵を絞る。栃木市選管は、県内で初めて民間施設への期日前投票所開設に踏み切った。会場となったイオン栃木店では、買い物客などからおおむね好評。市全体で期日前投票の利用者も伸びており、投票率の底上げが期待されている。

 市選管の担当者は「期日前投票者の約三割がイオンを利用していて、手応えを感じる。今後の選挙でも開設したい」と語った。

 

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