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64候補 最後のお願い 過去最低 前回46% 投票率、改善するか

 県議選(定数50)の選挙戦最終日だった11日、16選挙区のうち選挙戦となった11選挙区では、計64人の候補者が、有権者への最後のお願いに駆け回った。東日本大震災直後の自粛モードから一転、街頭で激しい論戦が繰り広げられた今回の県議選。激戦区の候補者は国会議員らを演説会に招いたり、対立候補の地盤を選挙カーで回ったりし、ライバルより一歩先んじようと奮闘した。(大野暢子)

 十三議席を十七人で争う「宇都宮市・上三川町選挙区」。宇都宮市の中心市街地では終日、買い物客に支持を訴える候補の声が響いた。候補の一人は市内の個人演説会で、地元選出の国会議員から応援演説を受け、支持者らの前で信頼関係をアピール。その後、細い路地から小規模な公民館まで、地元を丹念に回った。

 別の候補は、週末で混雑する商業施設やイベント会場を中心に十数カ所で演説。陣営の一人は「二〇一一年の前回選挙は震災の直後で、街頭演説は自粛した。今回は多くの候補が花見会場や催しに繰り出しており、うちも一歩も引けなかった」と振り返る。

 高濃度の放射性物質を含む「指定廃棄物」の最終処分場候補地となった塩谷町を含む「さくら市・塩谷郡選挙区」(定数二)には四人が出馬。争点の処分場問題への関心の高さから、小差の争いになりそうだ。

 各候補は十一日、積極的に対立候補の地元に入り、応援弁士の国会議員とあちこちで演説会を催すなど、激しい戦いを展開。ある候補は塩谷町で「皆さんの代弁者として議会に送り出して」と声をからし、約五十人の参加者とともに「ガンバロー」と声を合わせた。

 県選挙管理委員会によると、十日までの期日前投票者数は、前回選挙の同期比で、約一・六倍増の九万八十四人。無投票の選挙区を除いた全有権者の6・68%を占める。投票率が46・27%と過去最低だった前回より改善するかどうかにも、注目が集まっている。

◇各党かく戦った

◆取り組み広く訴えた

 自民党・茂木敏充県連会長 地域経済の活性化など県の課題への取り組みを広く訴えた。地方創生を進める公認候補者に最後まで支援をお願いする。

◆安倍政治にブレーキ

 民主党・福田昭夫県連代表 格差と貧困を広げる安倍政治にブレーキをかけるため自信と確信を持って訴えた。公認推薦者全員の当選を確信している。

◆実感できる景気回復

 公明党・山口恒夫県本部代表 雇用創出や実感できる景気回復に向け、各地で地域実績や重点政策を訴えてきた。最後の最後まで支援をお願いする。

◆暴走政治を正面批判

 共産党・小林年治県委員会委員長 安倍政権の暴走政治を正面から批判し、県民の声で動く県政作りを訴えてきた。議席獲得に向け最後まで戦い抜く。

◆平和と福祉社会築く

 社民党・松本昭一県連合代表 選挙戦を通じて、地域住民に犠牲を強いる安倍政権への批判の強さを実感した。平和を守り、福祉社会を築くため頑張る。

 

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