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暮らし「守る」「変える」一票を 区長選など あす投票

 選挙期間中の深夜、改札を出ると、顔見知りの区議会議員が立っています。夜でも目立つ赤いはちまきに選挙用たすき。自宅へ急ぐ乗客に黙って頭を下げています。酔っぱらいに絡まれている時もありました。ひたむきさは伝わりますが、彼の議員活動はよく知りません。

 新聞の折り込みに入っていた選挙公報を手に取ってみました。地元で生まれ育った経歴や目指す政策が書かれていて、少し身近に感じられました。別の人たちの公報に目を移すと、候補者一人一人がわが地域のことを真剣に考えていることを実感しました。

 統一地方選の後半戦はあす二十六日が投票日です。前半戦(十二日)の投票率は過去最低でした。無投票で当選が決まるケースも多く、県議選と市長選が無投票で決まった群馬県館林市のように投票機会を奪われる有権者が目立ちました。あすも低投票率が懸念されています。

 誰を選んでいいか分からないという声も聞きます。ならば試してみませんか。掲示板のポスターをしばらく眺めるだけでも候補者の素顔に触れることができます。インターネットでも選挙公報は見られます。若さやユニークな経歴を訴える新人、実績を前面に打ち出す現職、固い組織に支えられた政党候補…。立候補している多士済々な顔触れに新鮮な驚きがあるかもしれません。

 「日曜日は予定が入っているんだけどなあ」。そう嘆く方には、期日前投票があります。原則きょうの夜八時まで投票できます。大げさな言い方をするなら、棄権は「お任せ民主主義」に一票を投じることにつながります。身近な地域の代表を選ぶ四年に一度の機会。むだにしてはもったいない。 (社会部長・瀬口晴義)

 

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