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【コラム】

筆洗

2007年11月24日

 「うざい」や「ラブラブ」まで入るのか、と話題になっている『広辞苑』。その第六版で追加される言葉の一つに「レジ袋」がある▼辞書によるまでもなく、スーパーなどでおなじみのあれ。有料化の取り組みが各地で進んでいるが、生物多様性条約第十回締約国会議(COP10)の開催地として有力な名古屋市が一両年中にも、大都市では例のない全市での展開をと意気込んでいる。先行例で手応えを得たようだ▼既に十月から、政令市では初の試みとして一つの区(緑区)で一斉に実施している。スーパーの八割近くが参加したが、マイバッグの買い物客が圧倒的で一カ月目のレジ袋辞退率は平均で87%にも。予想を超えて、すんなり浸透したという▼店の方には面倒くさがって敬遠する客が増えるのでは、という心配があろう。レジ袋有料化の条例制定を目指す東京・杉並区が先週開いた事業者説明会でも懸念の声が相次いだ。だが、名古屋の例は「地球がおかしい」という人々の危機感が、考えられているよりも強いことを示しているようにも思える▼マイバッグだけでなく、マイ箸(はし)を持つ人も増えている。ポケットに入る二つ折りの物などが人気のようだ。レジ袋や割り箸の節約ぐらいで地球が救えるのか、という声もあろうけれど、西川きよしさんが言うように、「大きなことはできませんが、小さなことからコツコツと」だ▼肩ひじ張ることもない。何であれ“原理主義”になると、つらくなる。昼食時などに、マイ箸を忘れて同僚に揶揄(やゆ)されると、そう答えることにしている。

 

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