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新国立競技場 景観破壊「もったいない」 森まゆみさんらも反対運動

 東京五輪のメーン会場となる新国立競技場の建設計画の見直しを求めて、作家の森まゆみさんら街並みや景観の保存に取り組んできた女性十人が「神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会」を結成した。「景観を守り、日本の『もったいない』の美風を世界に訴える」として、新設をやめ、現競技場を改修して活用することを求めている。ネットを通じ、既に約六百人の賛同者を集めており、十一月中には国などに要望書を提出する方針だ。 (森本智之)

 新競技場をめぐっては、建築家の槇文彦さんら有識者約百人が七日、規模縮小を求める文書を国や都に提出。日本建築士会連合会など業界五団体も同様の要望書を出している。森さんは「プロとは違う普通の市民の目線で、敷居の低い活動にしたい」と話している。

 森さんは古い街並みが残る東京の谷中・根津・千駄木の地域誌を編集する傍ら、赤れんがの東京駅舎など近代建築の保存運動に携わってきた。他の九人は関東大震災後に造られた復興小学校の保存に取り組む建築士、各地で美術・建築の展覧会を企画する会社の代表、マンション紛争に取り組む市民団体のメンバーら。十一日には、十人が集まり明治神宮外苑の計画予定地周辺を視察した。

 東京・神楽坂の街づくりに携わってきた日置圭子さんは「市民活動は素人だが見過ごせない問題だと思った。神楽坂にも高層マンションがどんどん建ち無秩序な都市計画が進んでいる。周辺の環境や住民に思いが至らない社会は残念だ」と話した。

 

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