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「国立」解体に市民団体抗議 「遺産活用ほど遠い」

解体工事が進む国立競技場=5日午後、東京都新宿区で、本社ヘリ「おおづる」から(潟沼義樹撮影)

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 二〇二〇年東京五輪に向けて国立競技場の本格的な解体工事が始まったことに対し、市民団体「神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会」は五日、抗議声明を公表した。

 声明は事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)などに対し「レガシー(遺産)の活用とはほど遠い破壊行為が進んでいる」「百年近く守られてきた神宮外苑の森と、戦後復興の象徴である国立競技場をわずか五十年で取り壊し、未来の人たちに手わたすことができなかった悔しさを決して忘れない」と批判した。会は作家の森まゆみさんらが共同代表を務め、現競技場を改修して活用することを求めてきた。

 入札不調などの影響で、解体工事は五カ月遅れの昨年十二月に開始。今月からスタンドを取り壊す本格的な解体が始まり、五日午前、現場が報道陣に公開された。解体は九月末に完了する。新競技場は十月に着工し、二〇一九年に完成する予定。

 JSCは解体と並行して新競技場の実施設計を進めているが、建設には技術的課題が多い。公表されている建設費千六百二十五億円は膨らむ可能性が高い。 (森本智之)

 

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