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【経済Q&A】

銀行のトップなぜ頭取? 「音頭取り」…法令で定着

 Q 銀行のトップを頭取と呼ぶのはなぜ。

 A 頭取の語源は「音頭取り」とされる。雅楽で最初に演奏する人を指し、転じて集団の長を指すようになった。筆頭取締役がルーツとの説もある。

 銀行では一八七三年に第一国立銀行が初めて採用。当時は法令で銀行は「頭取」を選ぶ決まりだった。後に法的しばりはなくなるが、業界に定着。信託銀行は起源が銀行でなく信託会社なので、社長を使う。

 他にも第二地方銀行などにトップを社長と呼ぶ銀行がある。都市銀行では旧三井銀行が一九九〇年の旧太陽神戸銀行との合併まで社長を使用。旧三井銀は一八七六年設立の初の私立銀行で「国立銀への対抗心の現れだった」との指摘もある。

 りそなホールディングスは細谷英二会長が主導して二〇〇三年、傘下のりそな銀行などで頭取を廃止して社長にした。銀行もサービス業だという社員の意識改革が目的だったという。 (白石亘)

 

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