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【経済Q&A】

物価目標先送り 2%「高すぎ」の声も

 日銀が2%の物価目標の達成時期を二〇一九年度に先送りしました。

 Q 物価目標とは。

 A 商品やサービスの価格がどれぐらい変動しているかを示す指標として、総務省が毎月発表している消費者物価指数の前年比上昇率に目標を設けることです。

 Q どうして物価目標が必要なのですか。

 A 物価の下落が続くため景気が良くならないデフレからの完全脱却を狙い、目標を定めて物価を上向かせるためです。デフレが続けば企業の利益が減り社員の賃金は上がらず、お金が使われなくなるという悪循環に陥る恐れがあります。

 Q どうやって物価を上げるのですか。

 A 日銀は、国債を大量に購入することで世の中に流通するお金の量を増やし、景気を刺激して物価を上げようとしています。さらに昨年九月からは金利を抑えることに主眼を置いています。

 Q 目標を物価上昇率2%にしたのは。

 A 米欧など中央銀行の多くが2%前後を目標としているためです。ただ最近、先進国の物価は全体的に鈍化傾向にあり、2%は高すぎると疑問視する声もあります。

 Q 日銀の期待通りにはなっていません。

 A 黒田東彦(はるひこ)総裁は一三年の就任当時、二年程度で2%目標を達成すると宣言しました。しかし、新興国経済の減速や原油価格の下落に加えて、消費者の節約志向の根強さなどから、物価は思うように上がらず、目標達成時期の先送りは六回目となりました。

 

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