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【経済Q&A】

取引全体の管理者ない仮想通貨 不測の事態、保証なし

 取引所コインチェックから巨額の仮想通貨ネムが流出しました。

 Q 仮想通貨とは。

 A 財産的な価値がある電子データで、インターネット上での取引や送金に利用できます。

 二十七日時点で千五百種類程度あるとされ、全体の時価総額は最近では合計で約五千億ドル(約五十五兆円)を上回っています。二十七日午後五時現在は五十九兆円程度でした。

 中でもビットコインは取引量が多く代表的な存在で、ネムも仮想通貨の一つです。

 Q 円やドルといった通常の通貨との違いは。

 A ビットコインなど一部は商品の購入や決済に使えますが、大半はまだ実際の取引には使えません。専門の取引所を通じて円やドルなどと交換できますが、投資マネーの流入で価格は激しく乱高下し損をするケースも目立ちます。中央銀行のように一元的に管理する主体は原則ありません。不測の事態が起こっても保証はなく、全て投資家の自己責任となります。

 Q ネムの取引状況は。

 A 日本ではコインチェックを含む数カ所の取引所が扱っています。近年は価格が急騰し、一年間で二百倍以上になりました。二十七日時点の時価総額は約八千億円超となっています。

 Q どうして流出したのですか。

 A コインチェックは、外部からの不正アクセスが原因と説明しています。取引所にあった約五百八十億円相当のネムが流出しました。全て顧客の資産で、補償を検討しているとしています。

 

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