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【経済Q&A】

需要減る季節、電気余る 原発4基再稼働も要因

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 九州で十三日、太陽光発電の一部の事業者を対象に出力制御が実施されます。九州は太陽光発電が盛んになってきているのに、なぜ水を差すようなことをするのでしょうか。 (伊藤弘喜)

 Q 出力制御とは何ですか。

 A 電気の発電量(供給)が、利用量(需要)を大幅に上回りそうな時、一部の発電所を止めて供給を減らすことです。需要と供給の量が大きく食い違うと、大規模停電が起きかねないからです。国のルールでは(1)火力(2)バイオマス(3)太陽光・風力(4)水力・原発・地熱−の順に出力制御することになっています。火力は既に制御を実施し、バイオマスは十三日に行います。

 Q なぜ、いま出力制御が必要なのですか。

 A 日照条件がよい九州では太陽光発電が増えているためです。今年八月末時点の導入量は八百七万キロワットで、全国の太陽光の二割強。月五万キロワットのペースで増え続けています。九電は太陽光で余った電気を揚水発電所に水をためるために使ったり、管轄外に送ったりして調整してきました。それでも需要が落ちる春や秋の休日には、電気が余る状況になってきました。電気が余るのは原発が四基、再稼働したことも大きいです。

 Q 原発は制御の順番が最後なのですね。

 A 経済産業省は、原発は出力を柔軟に調整することが技術的に難しい、と説明しています。しかし、フランスやドイツでは原発の出力を調整しています。環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長は「日本は国策として、原発をベースロード(基幹)電源と位置付けているからだ」と指摘しています。

 Q 制御のやり方は。

 A 対象の事業者には事前に通知し、送配電網への接続を切ります。停止するのは日中の数時間です。一般家庭で導入している太陽光発電は対象外です。

 Q 制御される事業者に補償はあるのですか。

 A 事業者は出力を制御された分、売れる電気が減ってしまいます。しかし、今回は九電は制御を実施するとしても短時間で済み、影響は限定的として補償はしません。

 Q 今後の見通しは。

 A 太陽光が増えれば、出力制御の頻度が上がることが予想されます。余った電気を他の大手電力管内でもっと使ってもらうなど、無駄にしないよう知恵を絞る必要があります。

 

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