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【経済】

東芝の営業赤字7191億円 金融除き過去最大 3月期

 経営再建中の東芝が十二日発表した二〇一六年三月期連結決算は、本業のもうけを示す営業損益が七千百九十一億円の赤字(前期は千八百八十四億円の黒字)に転落した。

 赤字額は、金融機関を除く上場企業では過去最大。米原発子会社の事業、資産の価値を引き下げる減損処理や家電事業の不振が響いた。

 一七年三月期連結業績は売上高が五兆一千億円、営業損益は千二百億円の黒字、純損益も一千億円の黒字への転換を見込んだ。ただ、収益の柱に据える半導体事業は販売価格の変動が大きく、先行きは不透明だ。

 平田政善最高財務責任者(CFO)は記者会見で「まだ財務体質が悪い状況なので、財務の強化や収益性の改善を進めたい」と述べた。

 一六年三月期の純損益は、東芝として過去最悪の四千八百三十二億円の赤字で、二年連続の赤字だった。米原発子会社「ウェスチングハウス・エレクトリック(WH)」の減損処理で約二千六百億円の損失を計上。

 中国企業への売却を決めた「白物家電」を含む家電事業は千五百五億円の営業赤字となった。売上高は前期比7・3%減の五兆六千七百一億円。

 医療機器子会社「東芝メディカルシステムズ」(栃木県大田原市)をキヤノンに売却することで債務超過を回避。三千八百十七億円を利益として計上し、純損益も予想していた七千億円超の赤字から圧縮した。

 東芝はまた、半導体と並ぶ収益の柱とする原発などエネルギー事業を担う社内カンパニーの社長に、WHのダニエル・ロデリック社長を充てる人事も発表した。

 

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