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【経済】

利益優先「配慮欠いた」 DeNA社長が無断引用で謝罪

 インターネット上の医療や観光などさまざまな情報をまとめた記事を掲載する「キュレーション(まとめ)サイト」で無断引用や事実誤認の疑いが相次いで発覚した問題で、サイトを運営する大手IT企業ディー・エヌ・エー(DeNA)は七日、東京都内で記者会見し、守安功社長が「関係者に多大なご迷惑をお掛けし、心よりおわびしたい」と謝罪した。

 同社が運営する各種のまとめサイトでは、外部執筆者に他サイトの記事からの無断引用を推奨していた事実が発覚。読者が誤った情報で被害に遭うケースも想定されるため、現在、医療や健康関連の「ウェルク」、ファッション系の「メリー」など十サイトすべての公開を停止している。被害が発生した人向けに、同社のサイトに相談窓口を設置した。

 守安社長は会見で「成長を追い求め過ぎて、正しい情報提供や著作権への配慮に欠けていた」と釈明。「このように手を加えれば著作権的に問題ない」などと他サイトからの転用を指南するマニュアルの存在も認めた。責任を取って報酬を六カ月間にわたり30%減らす。社長職については「辞めるつもりはない」として続投する考えを示した。近く第三者委員会を発足させる。

 会見に同席した南場智子会長も「創業者として責任がある」と陳謝した。

 同社は一九九九年に創業し、スマートフォン向けゲームで頭角を現したが、近年は競争が激化し、業績が低迷していた。新たな収益の柱を求める中で二〇一四年にキュレーションサイト事業に乗り出した。

 <ディー・エヌ・エー(DeNA)> 1999年設立のIT大手。ネットオークション事業から出発し、携帯電話やスマートフォン向けのゲームサイト運営を主力事業として業績を伸ばした。プロ野球の横浜ベイスターズを子会社化して、球団運営も手掛けている。最近では、任天堂との提携のほか、自動運転への投資など事業の多角化を進めている。

 

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