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【経済】

中国減速さらに鮮明 16年6.7%成長、世界経済に懸念

 【北京=秦淳哉】中国の経済減速がさらに鮮明となった。中国国家統計局が二十日に発表した二〇一六年の国内総生産(GDP)は、物価変動を除く実質で前年比6・7%増となり二十六年ぶりの低水準。投資を主体とした高い経済成長が陰りを見せる一方、産業の転換による構造改革は十分に進まず、今後も世界経済に与える影響が懸念される。

 政府が掲げた成長率目標「6・5〜7・0%」は達成した。しかし、公共工事や設備投資などの固定資産投資が8・1%増と前年(10・0%)を下回り、個人消費を示す社会消費品小売総額も10・4%増と前年(10・7%増)より伸びが鈍化。大都市の不動産ブームを受けて不動産開発投資は6・9%増と前年(1・0%)より大幅に伸びたが、輸出は2%減、輸入も0・6%増と振るわなかった。

 中国の急激な経済発展を支えてきたのは不動産開発やインフラ整備などの公共投資だ。一方で鉄鋼に代表される産業は過剰な生産設備を抱える。政府は構造改革を進めているが、一六年の粗鋼生産量は1・2%増の約八億トンと増加に転じ、産業転換の難しさを露呈した。

 一七年の成長率目標は三月の全国人民代表大会(全人代)で決定するが、当面の成長維持は従来のインフラ整備や不動産頼みとなりそうだ。

 

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