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【経済】

春闘で労使の溝 企業「賃上げは年収ベース」労組「定昇分+2%のベア」

 企業の労使が賃上げを議論する「労使フォーラム」は最終日の二十四日、企業の労務担当役員と産業別労働組合のトップらがスピーチをした。それぞれ賃上げには前向きだが、企業側が「年収ベース」を訴えたのに対し、労組側は基本給を底上げする「ベースアップ」を主張するなど、両者の差が鮮明になった。

 過去三年連続でベアを実施したホンダの尾高和浩管理本部長は「基本的な考え方は年収ベース。多様な選択肢の中から実情に応じた方法を議論したい」とベアに消極的。大丸や松坂屋を運営するJ・フロントリテイリングの忠津剛光人事部長も「ベア1%当たりの所要原資は賞与10%増に相当する」と、ベア実施に否定的な考えを示した。

 これに対し、繊維や化学メーカーなどの労組でつくるUAゼンセンの松浦昭彦会長は「底上げ・格差是正に重点を置く」とベアを重視。同組織は、定期昇給分に加え2%のベアを実施するよう求める方針だ。

 「ベア三千円以上」の統一要求を掲げる自動車総連の相原康伸会長は「中堅・中小が大手を上回る賃上げを獲得するのは当たり前だ。支援を強化したい」と格差是正を強調。「(米新政権に)気を取られて、賃上げの注目度が低くなるのは絶対に避けなくてはならない」とも述べ、トランプ大統領の政策が交渉を左右する事態を懸念した。

 

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