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【経済】

米、追加利上げを見送り FRB、新政権の政策見極め

 【ワシントン=石川智規】米国の中央銀行に当たる米連邦準備制度理事会(FRB)は一日開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を0・5〜0・75%に据え置くことを決定し、追加利上げを見送った。トランプ大統領の今後の経済政策や昨年十二月の利上げ後の景気情勢を見極めたい考えだ。

 会合の開催は一月のトランプ政権発足後、初めて。

 FRBが公表した声明では、米国経済の現状を「引き続き緩やかに拡大している」と指摘。「個人や企業の景況感を示す指標は最近改善した」と新たな表現を加え、景気の現状に自信をみせた。

 雇用情勢では、失業率が低い水準にとどまったことから「依然として堅調」と指摘。半面、企業の設備投資は「弱い状況」とした。

 政策金利の見送りは全会一致で決定した。FOMCは昨年十二月の会合では、二〇一七年は追加利上げを計三回行うとの見通しを公表。今回の声明では「引き続き緩やかな調整を見込む」との従来の表現にとどまり、追加利上げの時期は特定しなかった。

 トランプ氏が昨年十一月に当選後、金融市場では株価が過去最高値を更新するなど、新政権の大規模な公共投資などの景気刺激策を好感する動きがみられる。

 だが、トランプ氏が実際にどのような経済政策を実行するかが現状では見えないため、FRBは今後、景気や雇用への影響を見極めながら慎重に利上げ時期を探るもようだ。

 

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