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【経済】

春闘が本格スタート 長時間労働是正をどこまで実現できるか

懇談会で発言する経団連の榊原定征会長=2日、東京都千代田区の経団連会館で

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連合の神津里季生会長=2日、東京都千代田区の経団連会館で

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 経団連と連合の幹部による労使懇談会が二日、東京都内で開かれ、春闘が本格スタートした。長時間労働の是正など「働き方改革」をどこまで実現できるかや、基本給を底上げするベースアップ(ベア)の行方が焦点となる。

 長時間労働の是正については、政府は残業時間に月平均六十時間の上限を設けることを検討している。

 経団連の榊原定征(さだゆき)会長は懇談冒頭で、「特殊な業種や繁忙期への対応がポイントになる」と指摘し、上限規制の例外を設けるよう主張。これに対して連合は業種などを問わず「一律の上限設定が必要」との立場。神津里季生(りきお)会長は懇談後、記者団に「悪(あ)しき慣行を変えていくためには企業トップの旗振りが大きな意味を持つ」と訴えた。長時間労働の是正策は、個別企業の交渉でもテーマになる。

 ベアについては榊原氏が「経済の好循環を回すため賃上げの勢いを継続していく。年収ベースで賃金引き上げを求める」と、恒常的な人件費アップにつながるベアには慎重な姿勢を見せた。榊原氏はトランプ米大統領の政策について「保護貿易や為替の不安など懸念がある」と表明。米政権の対日政策が不透明な中で、経営側がガードを堅くする可能性がある。

 労働側は神津氏が「消費などへの波及効果を考えた場合、月例賃金(月給)引き上げが必要」とベアを強く求めた。春闘は中旬に主要労組が要求を提出し、三月中旬に大手の集中回答日を迎える。

 

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