東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 経済 > 紙面から > 2月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【経済】

日産ゴーン社長が退任へ 会長は継続、後任に西川CEO

カルロス・ゴーン氏

写真

 日産自動車は二十三日、カルロス・ゴーン社長(62)が社長と最高経営責任者(CEO)を退くと発表した。代表権のある会長は続ける。副会長の西川広人共同CEO(63)が社長に昇格し単独でCEOを務める。社長交代は約十七年ぶり。四月一日付。

 ゴーン氏は二〇〇〇年六月に日産の社長に就任し、〇一年六月からCEOも兼務していた。昨年十二月には日産が出資した三菱自動車の会長にも就任。西川氏はゴーン氏が不在時の経営判断を担うため共同でCEOに就いていた。ゴーン氏は提携するフランス自動車大手ルノーのCEOも務めており、今後、グループの連携強化などに集中する。

 ゴーン氏は「先に三菱自動車の会長に就任し、日産の定時株主総会の開催を控えていることから、CEO職を引き継ぐのに適切な時期だと判断した」とのコメントを出した。六月の定時株主総会では再任取締役候補になる予定という。

 ゴーン氏は一九九九年、経営不振に伴い日産が資本提携したルノーから最高執行責任者(COO)として派遣された。経営立て直しのため工場の閉鎖といった大幅なリストラを断行するなどして、当時の日本企業に衝撃を与えた。

<日産自動車> 横浜市に本社を置く大手自動車メーカー。1990年代後半に経営危機に陥り、99年にフランスの自動車大手ルノーの傘下に入った。ルノーから派遣されたカルロス・ゴーン社長の指揮下で経営合理化を進め、再建を果たした。2016年5月には、燃費不正問題で経営が悪化した三菱自動車と資本業務提携の契約を結び、ゴーン氏が会長を兼務。16年4〜12月期連結決算は売上高が8兆2647億円、純利益は4141億円。連結ベースの従業員数は約15万人。

<西川広人(さいかわ・ひろと)氏> 東大卒。77年日産自動車。代表取締役などを経て16年11月から共同最高経営責任者。63歳。

<カルロス・ゴーン氏> 1954年3月ブラジル生まれ。仏国立高等鉱業学校卒。仏タイヤ大手ミシュランを経て96年に仏自動車大手ルノーに入社し、上席副社長となった。99年にルノーが日産自動車と提携すると、経営再建のために送り込まれ、2000年に日産社長に就任した。工場閉鎖や人員削減の再建計画「日産リバイバルプラン」で有利子負債を圧縮、続く「日産180」計画では世界販売台数を大幅に増やした。16年には三菱自動車を傘下に収め、日産・ルノー連合を世界有数の自動車メーカーに押し上げた。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報