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【経済】

米、月内利上げ 地ならし戦略 FRB議長言及

 【ワシントン=共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が三日の講演で月内の追加利上げを予告し、金融市場は十四、十五日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)での決定を確実視し始めた。市場に利上げへの備えを促すFRB総掛かりの巧妙な地ならし戦略が成功した形だ。

 米国の金融政策の変更、特に金利を引き上げる際は事前に、その意思をできるだけ明確に市場に伝えることが重要とされる。

 市場では二月半ばくらいまで、六月の利上げを本命視する関係者が多かった。ただ、トランプ政権の経済政策が景気重視の財政拡大型になる可能性が高くなり、景気の過熱感が高まる恐れがあるため、FRBは三月の利上げに向けてかじを切ったようだ。イエレン氏はまず二月十四日の議会証言で、利上げの先送りは「賢明ではない」と表明。二十二日にはFRBが前回のFOMCの議事録を公表し、参加者の多くが「かなり早めの利上げが適切」と発言していたと紹介した。

 イエレン氏の三日の講演は地ならしの総仕上げに当たる。ただ、「金融政策はあらかじめ決められない」とも話し、十日に発表される米雇用統計の内容が極めて悪かった場合に備え、利上げを見送る余地も残した。

 

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