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【経済】

ヤマト宅配、最多確実 今年3月期、既に17億個を突破

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 ヤマト運輸は六日、二〇一七年三月期の宅配便の取り扱い個数が、今年二月まで十一カ月間の累計で十七億一千二百二十六万個に達したと発表した。三月分を加えた一年間の累計では一六年三月期の約十七億三千万個を大きく上回り、過去最高を更新することが確実となった。

 アマゾンなどインターネット通信販売の取り扱いが増え、宅配個数が急増した。ドライバーを中心に人手不足で長時間労働が慢性化しており、荷受量の抑制といった事業の見直しを含め、労働環境の改善に向けた労使協議を急いでいる。

 一六年四月〜一七年二月の累計個数は前年同期比で8・0%増加した。この間の単月の個数を見ても、前年水準を4〜11%程度上回って推移している。一年前の一六年三月は一億四千六百五十四万個で今年三月まで一年間の累計は十八億個を上回る水準となりそうだ。

 一六年三月期の宅配実績はリーマン・ショック前の〇八年三月期に比べ四割増えた。ネット通販の普及で自宅に荷物を送料無料で届けてもらうことが当たり前になったが、再配達の機会も急増し現場は疲弊。ヤマトの労働組合は、春闘でドライバーの負担軽減を会社側に求めている。

 昨年八月には三十代の元ドライバー二人に残業代の一部を支払わなかったとして、横浜北労働基準監督署から是正勧告を受けた。これがきっかけの一つとなり、親会社ヤマトホールディングスは未払い残業の常態化を事実上認め、約七万人の社員を対象に調査に乗り出した。

 

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