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【経済】

北陸新幹線の好調続く 2年目わずか8%減

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 北陸新幹線は十四日、二〇一五年の長野−金沢延伸開業から丸二年を迎え、各地で記念イベントが開かれた。乗客数は一年目に続き二年目も好調で、JR西日本は「今後も誘客に取り組み、利用の定着につなげていく」と三年目に自信を見せた。

 同社によると、二年目の乗客は一七年二月末時点で約八百二十九万五千人(上越妙高−糸魚川で算出)。開業効果でにぎわった前年同期比で8%の減少にとどめた。

 JR富山、金沢両駅では式典が開かれ、地元の園児が歌で祝福。沢谷英毅(さわたにひでき)富山駅長は「多くの方に北陸ファンになってもらい北陸ブランドを確立したい」とあいさつ。和田豊和金沢駅長も「(新幹線開業で)金沢の駅の様子も一変した」と振り返った。糸魚川(新潟県)などの駅でも利用客に記念品が配られた。

 ◇ 

 北陸新幹線の沿線で、進学先に東京など関東の大学を選ぶ傾向が強まっている。開業前は金沢から東京まで約三時間五十分かかっていたのが、新幹線一本で約二時間半に。教育関係者は「帰省しやすいなど東京が身近になった」と分析している。

 文部科学省の学校基本調査によると、富山、石川両県から一六年に、沿線の長野、群馬、埼玉、東京に千葉と神奈川を加えた関東方面一都五県の大学へ進学したのは二千人超。開業前の一四年と比べ、百五十人近く増えた。

 これに対し滋賀、京都、大阪、兵庫の関西方面二府二県への進学は、一四年は千五百人を超えていたのに一六年には約九十人減った。福井も加えた北陸三県では従来、関西への進学が多かったが、一六年は関東方面が関西方面をわずかに上回った。

 富山予備校(富山市)の松沢正進学推進部長は「多くの大学がある首都圏は元々選ばれやすい素地がある。心理的な距離感も近くなり、親も安心できるようになった」と話す。

 

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