東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 経済 > 紙面から > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【経済】

トランプ氏「車の燃費規制を緩和」 温暖化対策を転換

 【ニューヨーク=東條仁史】トランプ米大統領は十五日、自動車産業の集積地であるミシガン州デトロイト近郊で開かれたイベントで、オバマ前政権下で決まった厳しい車の燃費規制を取り消す、と表明した。自動車産業の負担を軽減し、主要政策である製造業の雇用増につなげるのが狙い。オバマ氏の地球温暖化対策を転換する姿勢を鮮明にしたことで、環境団体からは反発の声が上がった。

 この燃費規制はオバマ氏の退任直前に最終決定し、二〇二二〜二五年型車が対象となる。ガソリン一リットル当たりの燃費を約二十三キロまで段階的に改善する内容で、一六年型車に比べると50%以上の向上が必要となる。米国の自動車業界は「費用負担で価格が上昇する」と反対していた。

 トランプ氏は、今回の見直しについて「産業界に悪影響を及ぼす規制は取り除く。私の政権は、米国での自動車生産を維持するために戦う。米国産の自動車より美しいものはない」などと訴えた。環境規制に消極的な米環境保護局(EPA)のプルイット長官も「規制は自動車産業と米国人にとって負担だ」と見直すことを明らかにした。

 これに対し、米国の「環境防衛基金」は「ガソリン代が高くなり、石油に依存して大気汚染をよりひどくする」と規制見直しに反対する声明を発表した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】

PR情報



ピックアップ
Recommended by