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【経済】

東電HDの新会長に日立・川村名誉会長 新社長は小早川氏

 政府が東京電力ホールディングス(HD)の首脳陣を一新し、数土文夫会長(76)の後任に日立製作所の川村隆名誉会長(77)を、広瀬直己社長(64)の後任に小売り部門の東電エナジーパートナーの小早川智明社長(53)をそれぞれ充てる人事を固めたことが二十六日、分かった。広瀬氏は新設の副会長に退く。経営再建計画の抜本改定に合わせて改革を加速させる。

 月内にも内定し、六月の定時株主総会を経て交代する。社外取締役に槍田松瑩元三井物産社長と、経営共創基盤の冨山和彦最高経営責任者(CEO)の起用も固まった。広瀬氏は福島第一原発事故の賠償などの業務に専念して取締役を外れる見通し。ただ事実上の降格となるため、被災者対応の軽視と受け止められる懸念もあり、処遇について詰めの作業を急ぐ。

 東電の議決権の過半数を握る政府が主導した。経済産業省の有識者会合「東電改革・1F(福島第一原発)問題委員会」が再建計画を議論しているが、原発事故対応費用の試算が約二十二兆円と倍増し、一段の経営改革を求められることから、同省と東電の社外取締役が首脳陣の交代で一致した。

<川村 隆氏(かわむら・たかし)> 東大卒。62年日立製作所。社長兼会長などを経て、16年から名誉会長。札幌市出身。

<小早川 智明氏(こばやかわ・ともあき)> 東工大卒。88年東京電力(現東京電力ホールディングス)。常務執行役などを経て16年から東京電力エナジーパートナー社長。神奈川県出身。

 

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