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【経済】

自動運転の評価拠点を公開 悪天候の再現設備やテストコース4.5キロ

霧発生を想定した試験場

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 日本自動車研究所(理事長・山根庸史(ようし)ホンダ取締役)は自動車の自動運転性能を評価する新施設「Jタウン」(茨城県つくば市)を四月から運営すると発表し報道関係者に公開した。

 屋内で悪天候を人工的に再現できる設備や、市街地を模したテストコース(総延長約四・五キロ)などを備える。これらが一カ所にそろう施設は国内初。自動車の試験などで使うメーカーへの貸し出しや、大学の研究などに利用してもらう。

 長さ約二百メートル、幅約十六メートルの屋内設備では一時間に最大八〇ミリの雨を降らせたり、濃霧を発生させたりできる。信号や対向車が見にくい場合などに、車のレーダーやカメラなどが正しく作動するかを実験できる。

 市街地を模したテストコースでは、車線を自由に引き独自の「街」をつくることができる。公開された試験走行では、信号の色が切り替わるタイミングを車が読み取って速度を調節し、青色になったときに合わせて走る技術などが示された。

 自動運転の性能を評価する拠点は米国やドイツにもある。研究所の永井正夫所長は「日米欧共通の試験方法を開発していく」と述べ、自動運転のルールづくりで世界をリードしたい、との意欲を示した。

 研究所は自動車メーカーの業界団体が出資し設けた試験機関が前身の一般財団法人。Jタウンの整備費は二十二億五千万円で、このうち十五億円を経済産業省が補助した。

脱着可能な白線で、さまざまな車線を再現できる試験エリア=いずれも、茨城県つくば市の日本自動車研究所で

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