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【経済】

東芝、東証2部降格へ 債務超過見通し

 経営再建中の東芝が東京証券取引所一部から二部に降格することが三十一日、確実になった。米原発事業による巨額損失の影響で二〇一六年度末で負債が資産を上回る債務超過に陥る見通しのため。ものづくりで日本を代表してきた名門企業が一九四九年に東証に上場してから約七十年で二部に降格する。

 東証によると、六月に提出が見込まれる一六年度の連結決算を盛り込んだ有価証券報告書の確認を経て、二部への指定替えを公表する。指定替えは八月一日付の見込み。

 二部に降格すると、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)などの構成銘柄から外れる。金融商品に組み込まれる機会が減り、株価が下落しやすくなる。

 債務超過を解消し、基準を満たせば一部に復帰できる。ただし、直近五年間の有価証券報告書に虚偽記載がないことが条件。東芝は一五年に不正会計が発覚しており、再び一部上場を狙えるのは二〇年ごろになる。

 ただ、東芝にとっては、二部降格よりも上場廃止の回避が最大の課題。東芝は一六年四〜十二月期決算の発表を二度延期している。次の締め切りの四月十一日でも発表できず、さらなる延期が認められない場合は上場廃止となる。 (伊藤弘喜)

 

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