東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 経済 > 紙面から > 4月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【経済】

大手電力から「妨害」 新電力が顧客照会直後、巻き返し営業

 新電力アンケート(四十四社)では、競争相手となる大手電力会社の対応に不満が集まった。記述式で営業妨害などを疑う行為があったかを聞いたところ、新電力に切り替える際の顧客情報の照会を受けた大手電力が顧客の囲い込みを図るなど、十四社が具体的な事例を挙げた。大手電力側でシステムの不具合が相次いだことも、新電力の契約獲得に影響が出た。

 ある新電力は「切り替えを希望した顧客の情報を大手電力に照会した途端、巻き返し営業を受けた」と回答した。

 企業など大口向け契約でも、いったん顧客が切り替えを決めた後に、採算を度外視した過度な値引きを大手電力が示すケースなどが指摘された。

 システムの不具合を巡っては、東京電力ホールディングス傘下で送配電事業を担う東電パワーグリッドによる使用量の通知遅れやデータの消失が発生。「解約につながった」との回答もあった。

 新電力の発電量に余剰や不足が生じた場合、総量を調整する大手電力の料金計算でもミスが相次ぎ、新電力二十社が「収支が確定できない」などの問題が生じたと答えた。

 知名度がなく、営業実績が少ない新電力は苦戦を強いられる傾向にある。「顧客に納得してもらうことが必要。戸別訪問のチャンネルがなく、対面販売の強化が課題」(エネルギー関連会社)と、事業環境の厳しさを訴える回答も目立った。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】

PR情報



ピックアップ
Recommended by