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【経済】

課題山積の東電HD 川村次期会長「大変なチャレンジ」

次期会長の川村隆氏(左)と小早川智明次期社長=3日、東京都千代田区で

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 東京電力ホールディングス(HD)の会長候補となった日立製作所の川村隆名誉会長(77)が三日、東京都内の本社で記者会見し、「大変なチャレンジだが、若い経営陣に経験を伝えたい」と語った。福島第一原発の巨額処理費用を捻出しなければならず、重い課題を抱えた船出となる。

 川村氏は二月に世耕弘成(せこうひろしげ)経済産業相から「(日立製作所を)再生させたやり方を試してほしい」などと就任要請されたことを明らかにし、高齢でも「経験をもとに社長に監督助言する役割は果たせる」と引き受けた理由を説明。「普通に頑張るだけでは解決できない大変な問題だが、みんなの心を合わせてやればできないことはない」と話した。

 会見には、東電史上では最年少で社長に就く予定の小早川智明氏(53)も同席。「現場(の社員)と経営陣を近づけたい」と語った。

 東電は今年三月末までに国の管理から脱却する経営計画を描いたが、実現できなかった。退任予定の数土(すど)文夫会長(76)は事故処理費用が二〇一二年時点から大幅に増加、昨年末に二一・五兆円まで膨らんだことに「個社では対応できず、仕切り直そうということだ」と語った。副会長に退く広瀬直己(なおみ)社長(64)も「事故の大きさをあらためて認識した」と述べた。

 新しい経営計画では、送配電など各事業ごとに他社と統廃合する方針を掲げる予定だが、各社は「福島第一原発を抱えた東電と組む利点がない」(大手電力関係者)と慎重。柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働も掲げるが、新潟県の同意が得られないため稼働のめどはついていない。

 

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