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【経済】

皇室の非課税、何がある? 「由緒ある物」など600件

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 天皇陛下の退位をめぐり、歴代天皇が受け継いできた「三種の神器」の贈与について非課税にする法改正が、政府の有識者会議で検討課題になっています。三種の神器は皇室経済法で「皇位とともに伝わるべき由緒ある物」とされ、相続の場合は非課税扱いです。生前贈与でも同様の措置を取る必要があるとの指摘もあり、検討課題に浮上しました。天皇陛下の所有物などで非課税になっているものには何があるのでしょうか。 (桐山純平)

 Q 三種の神器とは何ですか。

 A 天皇の地位を継承したことを証明する宝物で、鏡と剣、勾玉(まがたま)があります。三種の神器は天皇陛下の私有財産ですが、皇位とともに継承される由緒ある物だとして相続税はかかりません。一方で、現在の法律では退位や生前贈与を想定しておらず、贈与税に関しても非課税とする新たな規定が必要、との指摘があります。

 Q 非課税の由緒物は他に何があるのですか。

 A 昭和天皇が逝去された際、政府は三種の神器のほか、歴代天皇の肖像画など約六百件を由緒物に挙げて相続税の対象外としました。由緒物は固定資産税もかかりません。

 Q ほかにも課税されないものはありますか。

 A 政府は二〇一七年度予算で、天皇家や皇太子家の生活に使われる「内廷費」を三億二千四百万円計上しました。この費用は天皇家が保有する財産になりますが、所得税法で非課税扱いになっています。

 Q 逆に課税されるものはありますか。

 A 金融資産は課税対象です。昭和天皇から遺産を相続された際、天皇陛下の相続税対象財産は約十八億円でした。このため天皇陛下は相続税約四億円を納税されました。金融資産は内廷費の余剰金などです。

 

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