東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 経済 > 紙面から > 4月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【経済】

米大統領「ドル強すぎる」 けん制発言にNY円急伸108円台

 【ワシントン=石川智規】トランプ米大統領は十二日、米ウォールストリート・ジャーナル紙(電子版)のインタビューで「ドルは強くなりすぎている」と述べ、為替相場のドル高をけん制した。さらに「他国が通貨を切り下げている時に、(米企業の)競争力は非常に厳しくなる」と他国の通貨安誘導にも懸念を示した。

 これらの発言を受け、ニューヨーク外国為替市場では一時、一ドル=一〇八円台まで円高が進んだ。大統領が自ら為替相場をけん制する発言を行うことは異例。十八日の麻生太郎副総理兼財務相とペンス米副大統領による日米経済対話の行方にも影響を及ぼしそうだ。

 トランプ氏はインタビューで、「ドル高は良い面もあるが、最終的には害を及ぼす」と強調。最近の為替相場は、シリア空爆や北朝鮮の核・ミサイル開発に関する地政学的なリスクを反映し、相対的に安全資産とされる円が買われた側面が強い。トランプ氏は「私の責任でもある」とし、ドル高是正に意欲を示した。

 また、中国については「何カ月も為替操作をしていない」と指摘。大統領選挙中に「為替操作国に指定する」としていた言動を撤回した形だ。今月中に米財務省が公表する「外国為替報告書」で、中国を為替操作国に認定することを見送る考えも示した。為替問題で中国と衝突することを避け、北朝鮮問題で譲歩を引き出したい意向もにじませた。

 一方、米国の中央銀行に当たる米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長については「私は彼女を尊敬している」と述べ、今後も続投させる可能性に言及した。トランプ氏は選挙中、来年二月に任期が切れるイエレン氏を交代させると言及していた。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】

PR情報



ピックアップ
Recommended by