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【経済】

「核のごみ」最終処分場 「4色」で適性判断、地図基準固まる

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 経済産業省は十四日、使用済み核燃料から出る「核のごみ(高レベル放射性廃棄物)」の最終処分場を建設できそうな地域を示す地図づくりの基準を固めた。日本列島を「好ましい特性が確認できる可能性が高い」など大きく四色に分ける。地図を公表する意図を周知するため全国で説明会を開いてから、「科学的特性マップ」として公表する。

 経産省は、説明会の開催時期や地図を公表する日程は「未定」としている。

 十四日の有識者会合「放射性廃棄物ワーキンググループ」が地図づくりの基準や用語を承認した。火山や断層から近いなど自然条件をもとに、「好ましくない特性があると推定される地域」を色分け。原油など鉱物資源が豊富な地域は掘削する可能性があることを考慮して、新たに別の色で「好ましくない」と示すことも決めた。ほかの地域は「好ましい特性が確認できる可能性が相対的に高い地域」に区分。中でも沿岸部や海底は「(ごみの)輸送面でも好ましい」と位置付け、計四色の地図にする。

 経産省は地図を公表した後に、人口密度など社会的な条件も加味して受け入れに前向きな自治体を探し、数十年かかる詳細な調査を申し入れる。「地図は長い道のりに向けて国民に議論してもらうための材料であって、ただちに『好ましい』とされた地域に押しつけるわけではない」と説明している。 (吉田通夫)

 

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