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【経済】

6年ぶり貿易黒字 16年度

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 財務省が二十日発表した二〇一六年度の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は四兆六十九億円の黒字で、一〇年度以来六年ぶりの黒字に転じた。原油価格の下落で輸入額が大きく減ったことで収支が改善。東京電力福島第一原発事故以降、火力発電用の液化天然ガス(LNG)輸入が膨らんで続いてきた年度赤字を解消した。

 対米国の黒字額は一五年度に比べ8・2%減の六兆六千二百九十四億円だった。五年ぶりに減ったとはいえ依然高水準で、貿易不均衡の是正を訴えるトランプ米政権の圧力は今後も続きそうだ。

 全体の輸出は3・5%減の七十一兆五千二百四十七億円、輸入は10・2%減の六十七兆五千百七十九億円だった。輸出は自動車と鉄鋼、輸入はLNGや原油の減少が目立った。一五年度に比べ円高ドル安が進んだことが、円換算した輸出入の金額を押し下げた。

 対米国では現地で自動車を生産する日本メーカー向けの部品輸出などが増えた一方、液化石油ガス(LPG)の輸入が大きく伸びた。

 対アジアは一五年度の約二・六倍に上る四兆九千百二十六億円の黒字となったが、中国に限ると四兆二千二百二億円の赤字。対欧州連合(EU)は千三百五十四億円の赤字だった。

 同時に発表した今年三月の貿易収支は六千百四十七億円の黒字だった。黒字は二カ月連続だが、前年同月に比べ17・5%減った。輸出は12・0%増の七兆二千二百九十一億円で、単月では〇八年九月(七兆三千六百十三億円)以来の高水準となった。輸入は15・8%増の六兆六千百四十四億円だった。

 

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