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【経済】

天候に左右されぬ風力発電 NEDOや早大が実証実験

風力発電でつくった電力を利用し、空気をためる円筒形のタンク(後方)と、それを制御する装置=静岡県河津町で

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 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)や早稲田大学などは二十日、発電量が天候に大きく左右されやすい風力発電を安定して利用するための実証実験を、静岡県河津町で始めた。東京電力ホールディングスの東伊豆風力発電所と接続し、二〇一九年二月まで続ける。

 実験するのは、風車の力で得た電力を使って外の空気をタンクに圧縮してため、この圧縮空気を利用して発電用のタービンを回して電力をつくるシステム。気象庁の気象情報を利用し風車の出力を予測し、風が強くなりそうな場合は前もって放電してタンク内の圧縮空気をためる容量を増やし、風が弱まりそうな時はタンクに圧縮空気をためて発電に備える。風力予測やタンクの蓄電、放電の制御は自動で行う。

 NEDOによると、風力発電など自然エネルギーがさらに普及するためには、電力をより効率的にためる仕組みづくりが必要。従来、蓄電に利用しているリチウムイオン電池は希少金属を使っているためにコスト高になりがちなうえ、充電と放電を繰り返すため電池の寿命が短くなってしまうことが課題だった。今回の実験で、空気タンクがリチウムイオン電池の機能を代替できるか、も調べる。

 実験にはエネルギー総合工学研究所と神戸製鋼所も参加する。

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