東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 経済 > 紙面から > 4月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【経済】

トランプ政権、カナダ木材に20%関税 NAFTAに影響

 【ニューヨーク=東條仁史】トランプ米政権が、木材、酪農製品の貿易が不公正だとして、カナダとの対決姿勢を鮮明にし始めた。トランプ大統領は二十五日に「カナダは何年も米国を出し抜いてきた」と不満を表明。カナダは強く反発しており、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉に影響を与えそうだ。

 米商務省は二十四日、一戸建て住宅用の針葉樹材に補助金が支給され、カナダから低価格で米国に輸出されているとして、対抗的な関税を課す仮決定をした。税率は平均20%。対象は年約五十億ドル(約五千五百億円)に達するという。最終的には米国際貿易委員会(ITC)が損害の有無を判断する。

 ロス商務長官は二十五日の記者会見で「カナダは緊密な同盟国だが、ルールに従って行動しなくてもいい、ということは意味しない」と強調。トランプ氏もこの日、ツイッターに「カナダはウィスコンシン州などの酪農家の事業を困難にしてきた。我慢できない」と投稿した。

 一方、カナダ政府は木材の関税に対し「事実無根で提訴も視野に林業を守る」と表明。米国に不公正な課税の撤回を求めた。トルドー首相も二十五日「カナダの国益に立ち向かうことが私の仕事だ」と対抗する意向を明らかにした。これまでトランプ氏は、カナダとの貿易見直しは「微調整ですむ」との見方を示してきた。態度を一転させたことで米紙ウォールストリート・ジャーナルは「NAFTA再交渉は複雑なものになる」と報じた。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】

PR情報



ピックアップ
Recommended by