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【経済】

日立にもサイバー攻撃 メール送受信困難 ファイル開けず

 日立製作所は十五日、サイバー攻撃を受けて社内システムに障害が発生していると明らかにした。世界各地で同時多発した大規模なサイバー攻撃と同じウイルスで、メールの送受信が困難になり、添付ファイルも開けないといった問題が起きた。国内外のどのパソコンが感染したかを調べている。

 大阪市のホームページ(HP)も十五日午前、閲覧できない状態になった。市はサイバー攻撃があった可能性も含めて調査している。国内では他にも、総合病院と個人のパソコンの感染が既に確認されている。菅義偉官房長官は記者会見で、政府の対応に関して「サイバーテロに関する懸念が発生したときから政府は緊急対応を取っている」と強調した。

 日立のシステムが攻撃を受けたのは先週末以降とみられる。日立は対策チームを立ち上げ、既に一部は復旧しているという。今回の大規模なサイバー攻撃では英国での被害が大きかった。日立は英国で鉄道事業を手掛けており、被害の有無を含めて詳細な確認を急いでいる。攻撃に使われたのは、データを暗号化して読めなくし、復旧のための金銭を要求する「ランサム(身代金)ウエア」で、世界で少なくとも百五十カ国に被害が及んでいる。

<世界各地でのサイバー攻撃> 政府機関や病院、企業などが標的になった大規模なサイバー攻撃が英国やロシアなど世界各地で発覚。欧州警察機関(ユーロポール)によると、被害は少なくとも150カ国、20万件に上る。米マイクロソフトの基本ソフト「ウィンドウズ」のセキュリティー上の欠陥が悪用されたとみられ、データを暗号化して読めなくさせ、復旧のための金銭を要求する「ランサム(身代金)ウエア」というウイルスが使われた。

 

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