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【経済】

エアバッグ訴訟 トヨタなど計610億円支払い 4社、米の所有者と和解

 【ニューヨーク=東條仁史】タカタ製エアバッグが異常破裂する欠陥問題を巡り、米国の所有者らが自動車メーカーを相手に起こした訴訟で、トヨタ自動車など四社は十八日、計五億五千三百万ドル(約六百十億円)を支払うことで和解した、と発表した。

 トヨタ以外の和解したメーカーはマツダ、SUBARU(スバル)、独BMWの四社。和解金はリコール(無料の回収・修理)対象車両の修理促進、所有者の経済的損失の軽減などに充てられる。

 メーカー別の内訳は二億七千八百五十万ドルのトヨタが最大で、BMWが一億三千百万ドル、マツダが七千六百万ドル、スバルが六千八百万ドル。

 ホンダと日産自動車、米フォード・モーターの三社も集団訴訟を起こされているが、まだ和解していないという。

 米運輸当局によると、リコール対象車両の修理完了率は、トヨタが約32%、BMWが約16%にとどまる。今回の和解で、対象車両の所有者に対する告知業務などを強化。さらに、修理に一定期間以上かかる場合には、代車を提供する。

 タカタは今年一月、エアバッグ問題で罪を認めた上で、罰金や補償で十億ドルを支払うことで米司法省と和解した。

<タカタのエアバッグ問題> 大手自動車部品メーカーのタカタが製造したエアバッグが、作動した際に異常破裂し、金属片が飛び散る欠陥が起きる問題。米国での関連事故で少なくとも11人の死者が出たほか、他国でも死傷者が相次いだ。エアバッグを膨らませるガス発生剤に含まれる硝酸アンモニウムが、湿気で変質することが一因とされる。日本や欧米の自動車メーカーは、欠陥の恐れがあるエアバッグを搭載した車のリコールを進めた。 (共同)

 

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