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【経済】

日産6万台販売停止 21車種 無資格者検査

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 日産自動車は二十九日、新車を出荷する際の完成車検査で不備があったと発表した。道路運送車両法では自社認定の検査員が検査を実施しなければならないが、資格のない従業員が行っていた。対象は軽自動車を除く二十一車種に上り、同社は新車在庫の約六万台の販売を停止。今後、再検査をする。

 六万台以外にも、すでに販売された車もあるため、検査に不備のあった車はさらに増えると見られる。日産はこれらの車について、リコール(無料の回収・修理)するとともに、第三者チームで原因を調べる。

 検査に不備があったのは、追浜(神奈川県横須賀市)、栃木(栃木県上三川町)などの六工場での、完成検査の工程。必要な検査は実施したが、一部の項目で社内の認定を受けた検査員が行っていなかった。不備の検査で出荷された車種はノートやキューブ、スカイラインの他、十月に発売を控えた新型リーフなど。救急車の車両も含まれているという。

 完成検査は型式指定を受けて製造された車を出荷する際に行う。メーカー各社の規定に基づき、認定を受けた人が検査する。日産では、認定された検査員三百五人と補助員十九人が、四〜五人一組で作業する。何人の補助員が関わったかや原因は調査中という。国土交通省で会見した同社企画・監理部の杠(ゆずりは)直樹エキスパートリーダーは「安全性に問題はないと思うが、安心して乗ってもらうために再検査する」としている。

 問題は、国交省が十八日に立ち入り検査をして判明した。国交省は日産に対して業務改善を指示するとともに、検査不備が法律違反に当たるかどうかを調べる。 (中沢佳子、瀬戸勝之)

 

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