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【経済】

トヨタ、豪工場閉鎖 現地の自動車生産消滅へ

 【メルボルン=共同】トヨタ自動車は三日、オーストラリア・ビクトリア州メルボルンにある現地法人のアルトナ工場を閉鎖し、約半世紀にわたる現地生産から撤退した。豪ドル高などで現地生産車は輸入車と厳しい競争を強いられていた。

 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)系のホールデンもオーストラリアでの生産を今月終える計画。同国で自動車を生産するメーカーはなくなる。

 トヨタのオーストラリア現地法人は一九五九年に設立。六三年から現地生産を始め、ピークの二〇〇七年には約十五万台を製造した。

 オーストラリアの自動車市場は規模縮小が見込まれ、トヨタは「事業継続は困難」と判断し、一四年二月に現地生産からの撤退を発表していた。人件費の高さも要因とされる。

 アルトナ工場で生産終了式典が開かれ、トヨタによると従業員や販売店などの計約三千人が出席した。現地法人のデイブ・バトナー社長は「ここで生産した車は中東などの海外にも輸出され、世界に通用する品質、信頼性を得ることができた」と従業員への感謝の気持ちを表明した。

 トヨタはアルトナ工場閉鎖に伴い、現地法人を一八年から輸入販売会社に転換。シドニーにある販売・マーケティング機能をメルボルンの本社に集約する。

 

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