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【経済】

アサヒ、ビール類値上げ 10年ぶり、来春出荷分

 アサヒビールが、来年三月一日以降に出荷するビール類を値上げすることが三日、分かった。値上げは全ての商品で実施した二〇〇八年三月以来、十年ぶり。主に業務用に販売している瓶やたるが対象で、缶は含まない。大瓶の店頭価格では10%前後の値上げになる見込み。競合他社の追随も予想される。

 値上げは、今年六月に酒類の過度な安売りが規制され、原価を下回る価格での販売が取り締まりの対象となったため。ルールを守らない場合は国から指導を受けたり罰金が科されたりし、悪質な場合は酒類の販売免許取り消しもある。物流費用の上昇などを背景に、アサヒでは一部で原価を下回る製品があることから値上げを決めた。

 値上げするのは特約店契約を結んでいる卸会社へのメーカー出荷価格で、価格は個別に設定している。

 ビール大手五社の発泡酒と第三のビールを含むビール類の一六年出荷量は、前年比2・4%減の四億一千四百七十六万ケース(一ケースは大瓶二十本分)だった。十二年連続のマイナスで、統計開始(一九九二年)以来の最低を更新。ピークだった九四年に比べて約28%縮小した。値上げでビール離れがさらに進む恐れもある。

 〇八年の値上げは、麦芽やアルミなど原材料価格の上昇が理由だった。アサヒのほかキリンビールやサッポロビール、当時のサントリーが相次ぎ値上げに踏み切った。

 

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